前回に続き、たるみ治療についてご紹介します。今回のテーマは糸を使ったたるみ治療です。
糸を使ったたるみ治療もかなりの種類があります。今回は私の独断で大きく分けて3種類を紹介します。
- 1.溶ける糸でのたるみ治療(ミントリフトなど)
- 2.溶けない糸でのたるみ治療(スプリングスレッド)
- 3.短く溶ける糸での治療(ウルトラVリフトなど)
1. 溶ける糸を使ったたるみ治療(ミントリフトなど)
伸縮性があり、コグ(突起)がついている溶ける糸をこめかみあたりから頬まで入れて引っ張りたるみを解消する、多くの美容クリニックでメインの治療として行われている施術です。
メリットは、まず溶ける糸なので安心感がある。物理的に引っ張り上げているので効果がある。多くのクリニックで行われているので近くのクリニックでも施術できる。
デメリットは、持続時間が短い。2-3年と書いてあるクリニックもあれば、1年と書いてあるクリニックもあります。一番短い期間に合わせると1年に一回施術をすることが必要ということになります。長い年月リフトアップ状態を保つには、それなりのコストがかかります。1本あたり3~4万円で行うクリニックが多いです。
2.溶けない糸でのたるみ治療(スプリングスレッド)
伸縮性の 4方向きのコグ(突起)付きの糸をミントリフトと同じように入れる治療ですが、コグの向きが4方向きなので、一度固定した場所にとどまり、動きません。この作用と糸自体が溶けないので持続性が長いという治療です。
ミントと同じ効果で、持続性も高いので、スプリングスレッドほうがメリットが多いと思います。ただし、ドクターの腕次第という面も大きく、直後~数年後もしっかりと効果的な位置に固定するとこができるドクターから施術を受けることが必要です。1本あたり7万~10万円が多いです。
3.短く溶ける糸での治療(ウルトラVリフトなど)
ウルトラVリフトなどは、「たるみ治療」「フェイスリフト」で検索で出てきますが、実際はそのような効果は薄く、コラーゲンの生成を促す治療ですので肌のハリ、細かいしわの改善程度です。ハリ感によってたるみが解消したように思えますが、「フェイスリフト」は言いすぎな気がします。
美肌や肌のハリを取り戻すことが目的でしたら、効果的だと思いますのでそちらの改善ではおすすめです。